完璧な崩しから追加点を奪った湘南MF秋野央樹

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[9.30 J2第35節 湘南4-2金沢 BMWス]

 首位湘南ベルマーレがホームで19位ツエーゲン金沢に4-2で勝利した。前節終了時点で自力での自動昇格決定まであと5勝としていた湘南は、“マジック”を1つ減らし、J1復帰まであと4勝としている。

 湘南は前節・京都戦(0-0)からスタメン2人を変更。MF菊地俊介が19試合ぶり、FW藤田征也が3試合ぶりに先発復帰した。対する金沢も前節・大分戦(1-1)からの入れ替えは2人。MF宮崎幾笑と出場停止明けのDF石田崚真が2試合ぶりにスターティングメンバーに名を連ねた。

 首位の湘南は開始早々に均衡を破る。MF石川俊輝のキックオフからボールを受けたFW山田直輝が、右サイドに開いた藤田に展開。藤田はワンタッチで菊地に預けて前へ加速し、菊地がダイレクトで出したリターンパスに反応する。

 相手の背後を取った藤田がトラップせずに右足で中央に折り返すと、ボールは遅れてPA内中央に入った山田のもとへ。山田が右足で合わせたシュートは当たり損ねとなったが、地面に叩きつけられて跳ね上がり、金沢GK白井裕人の頭上を綺麗に山なりで越えて決まった。

 ボールがゴールネットを揺らした瞬間に表示されていた時間は11秒。キックオフから相手に1度も触らせず、4回連続のダイレクトを経て生まれた美しいゴールとなった。

 湘南は前半12分のFWジネイの左ポスト直撃のシュートなど、先制後も相手のゴールを脅かす。同19分にそのジネイがハムストリングを痛めてMF齊藤未月との交代を強いられるも、チームの勢いは全く衰えない。

 前半32分には左サイドでの組み立てから石川がスイッチとなる斜めのくさびを入れ、中央の菊地がワンタッチで左前方の山田へ。PA手前左の狭いエリアで受けた山田が巧みなタッチから、内側を猛スピードで駆け上がるMF秋野央樹につなぐと、PA内中央に入った秋野はワントラップから左足でゴール右に流し込んだ。

 先制点に続くパーフェクトな崩しで追加点を奪った湘南。さらに2-0で迎えた後半9分、右CKからキッカーの藤田が右足でクロスを送り、ファーでこぼれ球を拾った菊地が左足で押し込む。復帰戦の菊地は5月3日の第11節・山口戦(1-0)以来となるゴールで今季6点目を記録した。

 一気に3点のビハインドを負った金沢は後半21分にDF石田崚真のスルーパス1本で相手の守備を崩すと、抜け出したMF中美慶哉が右足でGK秋元陽太の股を通すシュートを決め、1点を返す。中美は2015年以来となる自己最多タイの今季10ゴール目を挙げた。

 湘南は失点でリズムが崩れることはなく、後半24分に再び突き放す。左サイドの深い位置でFKを獲得し、キッカーの秋野が左足でクロス。ファーのDFアンドレ・バイアが相手の厳しいマークをものともしないジャンプからヘディングでゴール右に押し込み、4-1とした。

 3点差が重くのしかかる金沢は終盤も諦めずに反撃。後半アディショナルタイム4分には左サイドの中美が右足で低いクロスを送り、ニアに飛び込んだ途中出場のFW金子昌広が合わせると、GK秋元のミスを誘ってボールがゴールに転がり込む。しかし、残り時間が足りず、2-4のまま3試合ぶりの黒星を喫した。


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