大野智“紅白司会抜擢案”浮上も本人はやる気ゼロ?

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 嵐・大野智(36)の主演映画『忍びの国』(7月1日公開予定)の場面写真や予告編が公開され、早くも話題になっている。『のぼうの城』など著者・和田竜原作の人気小説を実写化した同作で、大野智はアイドルで培った身体能力を活かした本格アクションシーンを見せるようだ。

 今月1日には、第20回日刊スポーツ・ドラマグランプリの受賞者が発表され、主演男優賞に昨年放送された『世界一難しい恋』(日本テレビ系)で主演をつとめた大野が、元SMAPの木村拓哉(44)にならぶ歴代最多4度目の受賞。俳優としても、高い期待が寄せられているようだ。

 そんな大野に現在、今年の『紅白歌合戦』(NHK)の司会を務めるという噂が浮上している。『紅白歌合戦』といえば、昨年は同じくメンバーの相葉雅紀(34)が司会を担当したことが記憶に新しい。そんな中で今後しばらく、嵐のメンバーが持ち回りで司会を毎年つとめていくということが確実視されているというのだ。

 昨年末にジャニーズ事務所の柱であったSMAPが解散し「ポストSMAP」として嵐の名前が挙がっている。事務所からの強力なプッシュがあるのではとも言われているが、実現はかなり厳しいという声も出ている。

「昨年の相葉はコメントを噛みまくったことから、『放送事故』と揶揄されるほどポンコツさを露呈しました。それもあって、今年大野が司会をしても同じことになるのではという声が多い。芸術家気質の大野は、役者としての評価は高いですが、基本的にトークや進行力に長けているわけではありません。そのためNHKの間でも、人気にあやかりすぎだという意見もあるとか」(芸能関係者)

『週刊女性』(主婦と生活社)のWeb版『週刊女性PRIME』が実施した「好きなジャニーズランキング」では、2年連続3位という不動の順位をキープしている大野。国民的歌番組の司会者として指名がかかるのも、その安定した人気ゆえなのだろう。

■肝心の大野も難色?

 突如浮上した大野の紅白司会抜擢だが、本人は難色を示しているのだという。

「紅白は時間や臨機応変さを求められる場所でもあるので、自分には向かないと感じているようですね。大野のキャラクターの魅力は独特のマイペースさ。それを周囲の大野サイドの関係者はわかっているため、大野と紅白司会の相性は良くないという声が出ているみたいです」(前出・芸能関係者)

 また関係者の間では、仮に嵐から司会者が抜擢された場合、最も適任はやはり櫻井翔(35)という声が大きいという。キャスターとして生放送にも慣れている点や、数々の番組で司会を務めているため、安定感が他のメンバーとは異なるからという理由のようだ。

 櫻井は、今年の正月に放送されたスペシャルドラマ『君に捧げるエンブレム』(フジテレビ系)で主演をつとめたが、8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と見事に大爆死している。この点を踏まえても、人気上昇やイメージアップを図るうえ、櫻井の抜擢に切り替わる可能性もありそうだ。

文・海保真一(かいほ・しんいち)※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。