学生の窓口編集部

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通勤や買い物など、移動手段として自転車を使う人は多いと思います。でも、きちんとルールを守っている自信はありますか? 大丈夫だと思っていても、気づかぬうちに違反していることも。今回は意外と知らない、自転車の禁止事項について読者461名に聞いてみました。

Q.意外と知らない、自転車の禁止事項はどんなことでしょうか? (複数回答)
1位 歩行者にベルを鳴らす 35.6%
2位 路側帯の右側通行 20.0%
3位 傘指し運転 15.2%
4位 犬の散歩 14.1%
5位 携帯音楽プレーヤーの使用 11.3%

■歩行者にベルを鳴らす
・「本当に全く気付いてくれなくて、危険回避を促すために鳴らす事は実際にあるので」(34歳男性/金属・鉄鋼・化学)
・「なんのためについているのかと考えてしまうから」(32歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・「ベルを鳴らすことが悪いことと知らずに、毎日のようにしていてびっくりしたから」(26歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)

■路側帯の右側通行
・「特に路側帯の右側通行の意味がよくわからない」(31歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「車からすると、逆走自転車は恐怖」(29歳男性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「自転車はどこでも走っていいのかと思っていた」(30歳女性/医療・福祉/専門職)

■傘指し運転
・「いけないとは知らなかった」(38歳男性/不動産/営業職)
・「知らなかった。雨の日はどうするんだろうと思う」(42歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「傘さしながら運転しているおばさんをよく見かけるので。傘さし運転の人は周りが見えていないので急に傘が当たってきて危ない思いをしました」(31歳女性/自動車関連/事務系専門職)
■犬の散歩
・「基本的には自動車教習などで習うけれど、犬の散歩はいつもしている人がいるイメージだったから」(22歳女性/情報・IT/技術職)
・「犬の散歩をしてる人、多いよね。あれは犬が賢いから出来る。うちのはできない(笑)」(24歳女性/小売店/クリエイティブ職)
・「たまに、犬の散歩をして交番前を通るけど、これってダメなのですか?」(43歳男性/情報・IT/技術職)
■携帯音楽プレーヤーの使用
・「友だちが知らずに捕まっていた」(23歳男性/金属・鉄鋼・化学/営業職)
・「音楽聞きながらの運転が多過ぎるので取り締まって欲しい。学生が特に」(35歳男性/機械・精密機器/営業職)
・「携帯音楽プレーヤーが禁止なのは知らなかった。車なら聞けるのに、周りの音が聞こえなくなるから?」(33歳男性/機械・精密機器/技術職)

■番外編:パーフェクトな回答も
・全部知っている「これらは事故に発展する危険性も高いので、留意していて当たり前」(27歳男性/情報・IT/技術職)
・全部知ってた「チャリ通なので。みんなにも守ってほしい! 特に左側通行」(26歳女性/学校・教育関連/技術職)
・日々勉強「仕事で自転車の安全教育を行う側なので、自転車安全利用五則を含め、日々勉強しています」(26歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

●総評
1位は「歩行者にベルを鳴らす」でした。歩行者に「どけどけ」という感じでベル鳴らしているところを見かけることは珍しくありません。これがNGなら「あのベルはどんなときに使うのか」という疑問もありますが、見通しの悪い場所や危険を回避する場合以外、ベルを鳴らしてはいけないようです。

2位「傘指し運転」は、「雨に濡れるから仕方ない」と傘を使う人は多数。安全運転のためにはレインコートを着用するか、自転車に乗るのをあきらめるか、雨に濡れるかの選択肢しかないかも。

5位「携帯音楽プレーヤーの使用」も傘と同じように、「困る」「知らなかった」という意見が多いです。知らなくても違反していれば警察官に呼び止められることもあるので注意しましょう。

自転車に乗る人も、歩行者として自転車とかかわる人も、ルールを知っていたほうがお互い気持ちよく道を譲り合ったりできそう。いままでマナーだと思っていたことが、法律で決まっていることとなると、今後は気を引き締めて運転していきたいものです。

(文・OFFICE-SANGA 渡邉久美子)

調査時期:2014年11月8日〜2014年11月12日
マイナビスチューデント調べ
調査数:男性158名、女性303名
調査方法:インターネットログイン式アンケート