上皇陛下は、第125代の天皇として即位すると「できるだけ早い時期に国内の各地を訪問したい」と話された。以来、平成の30年と4か月間で訪れた47都道府県は2巡以上、500の地域を優に超えた。2016(平成28)年の“ビデオメッセージ”(象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば)のなかでも、「日本の各地、とりわけ遠隔の地や島々への旅も、私は天皇の象徴的行為として、大切なものと感じてきました。」と、みずからの思いを