空母は可燃物である弾薬庫や燃料庫を持つ関係で、大型空母でも被弾に弱いのが難点でした。それを解消するのが飛行甲板を厚くした「装甲空母」です。ほぼ第二次世界大戦時だけ活躍したこの艦種を振り返ってみましょう。最初は英国が試みた装甲空母「装甲空母」とは、飛行甲板に装甲を施した航空母艦のことで、1924(大正13)年に登場したイギリス海軍の空母「イーグル」が、飛行甲板に38mmの装甲を施した事例があります。しかしこれ