江戸時代に複数の妖怪・化け物をまとめて描かれた妖怪絵巻というものが今でも残されています。それらの作品は「妖怪尽くし」「百鬼夜行絵巻」というような作品名で多くの作者によって描かれてきました。紹介する「化け物尽くし絵巻(ばけものつくしえまき)」は中でも謎の多い絵巻として知られています。謎というのも、その絵巻に描かれた妖怪たちが他の作品には見られない妖怪ばかりなんです。さらに作者も不明。年代は江戸時代後