北朝鮮の農民は、協同農場の収穫物を横領し、市場に売ることで現金収入を得てきた。本来、収穫物は国に収め、一定量を分配してもらう形となっていたが、これがうまく機能せず食べていけないために、そうするしかないのだ。当局は度々、警告を発して取り締まりを強化していたが、そんな中で悲しい事件が起きてしまった。平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋が伝えた。首都・平壌郊外の平城(ピョンソン)市の雲興里