北朝鮮では、地方を中心に労働力不足が深刻化していると伝えられている。具体的な数字は一切公表されないので、その深刻度を正確に測ることはできないが、国営の朝鮮中央通信は今年8月、「これまでの1年間、全国的に5300人余りの青年たちが炭田と田野、島の村の分校などに志願」したと報じている。いわゆる「嘆願事業」で、名目上は嘆願ながら、実際は半強制だ。だが、定着率は必ずしも高いとは言えないようで、送り込まれた先から