東京六大学野球で「奇跡」が起こった。東京大学(以下、東大)が47連敗中の明治大学(以下、明大)をサヨナラで撃破したのである。初回に2点を先制した東大は、先発の柴田叡宙(3年)が2失点、後を受けた有坂望(2年)が無失点で粘り切り、迎えた9回裏、2死二塁から3番山田大成(3年)がど真ん中のストレートを右中間にはじき返した。東大の明大戦勝利は2004年秋の開幕戦以来。卒業後、日本ハムに進んだ松家卓弘投手が2安打