安全保障関連法案をめぐる報道は、新聞各紙のスタンスや主張の差を味わう絶好のチャンスだった。最近、私のなかで盛り上がったのは「産経VS毎日」である。まず産経新聞は、FNNとの合同世論調査の結果としてこんな見出しをうってきた。『共産など4党支持者73% 安保反対集会「参加」特定政党に集中』(9月15日)《安全保障関連法案に反対する集会に参加した経験がある人は3.4%にとどまった。共産、社民、民主、生活各党など廃案