首位とは4打差 トップも狙える位置で2日間を終えた小田孔明(写真はゴルフ日本シリーズJTカップ)(撮影:上山敬太)

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<タイ選手権 2日目◇12日◇アマタスプリングCC(7,488ヤード・パー72)>
 アジアンツアー「タイ選手権」は2日目を終了し、9名が出場した日本勢は7名が決勝ラウンドへコマを進めた。その中で上位に浮上したのが日本ツアー賞金王の小田孔明。2オーバーの43位タイからスタートすると、3バーディ・1ボギーの“70”で2つスコアを伸ばしトータルイーブンパーで9位タイに食い込んで見せた。

 この日はINからスタートすると思うようにスコアを伸ばせない展開。18番では3パットのボギーを叩きスコアを1つ落として後半を迎えた。それでも、2番で約180ヤードを2メートルにつけてバーディを奪うと「あれで勢いがついた」と、6番、8番とバーディを積み重ねて全体的に伸び悩むリーダーボードを急浮上。「後半は良いゴルフができたと思う」とうなずいた。
 初日はパッティングに苦しんだが、この日は「今日は少し打ち方を順回転になるようにして見た。それが良かったね」とストロークを変えて難しいグリーンを攻略。「ちょっとずつ、ちょっとずつでも伸ばしていければいい。我慢してれば、上にあがれるでしょ」と週末も虎視眈々と上位をうかがう構えだ。
 今大会は世界ランキングアップもかかる一戦ということはもちろん小田も自覚している。「とりあえずはトップ5に入れるように。ここで我慢していくしかない」。賞金王の地力の見せ所だ。

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