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旭硝子、AGC studioは、「多様な光のあるガラス建築展」を開催している。開催期間は5月31日まで(日月祝は休館)、開館時間は10:00〜18:00(金は19:00まで)。入場無料。

同展は、今後の活躍が期待される30歳以下の若手建築家による指名設計競技(2013年10月11日に開催)にて提案された、ガラスの新しい使い方を試みた建築を展示するもの。最優秀作品に選ばれた岩瀬諒子の「おくじょうのくさむら」は、実際にガラスを用いて制作した原寸スケールのモデルを展示する。また、優秀賞2点はパネルおよび展示、他の提案作品についてはパネルで紹介している。

ガラスは、透明性をもつ硬質素材という特質により、温度や湿度、騒音などから人々を守る役割を果たしながら、内部空間に明るい光をもたらし、外部環境への視界をクリアに広げることができる、現代建築には欠かせない存在となっている。同展では、「多様な光のあるガラス建築」をテーマに、ガラスの特性を新たな視点から読み取った提案を期待することで、未来のガラス建築の可能性を示している。

なお、4月25日には、日本を代表する建築家である乾久美子や構造家をゲストに迎え、トークイベントが開催される(入場無料、事前申込制、定員70名)。設計競技の審査と経過について、さらにはこれからのガラス建築の在り方や可能性を探る。

(石田有紀)