人気絵本作家ジミーの広場に“空飛ぶ列車”が出現/台湾・宜蘭

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(宜蘭 21日 中央社)台湾鉄道の宜蘭駅やその周辺に21日、金城武主演映画「ターンレフト・ターンライト」(向左走・向右走)の原作者として知られる人気絵本作家のジミー(幾米)の作品の世界をイメージした巨大なキリン像や空飛ぶ汽車がお目見えした。

ジミーの世界が再現された広場上空には全長30メートルにもおよぶ“空飛ぶ列車”が出現したほか、宜蘭駅舎からも巨大なキリン像が顔を出し利用客を出迎える。訪れた人々はファンタジックな光景に驚いた様子ながらも、インターネット交流サイトなどに旅の想い出を記録していた。

会場に駆けつけたジミーは、広場は決して大きくないとしながらも、美しく、温かみのある写真は記憶の中に永遠に残り続けると語り、宜蘭旅行で繊細な美しさを感じてほしいと呼びかけた。

宜蘭県出身のジミーは、昨年6月から同県政府と協力し、宜蘭駅の近くに「星空」、「地下鉄」などの代表作のストーリーをイメージした広場を設置。人気の絵本の世界が再現されたとあって、連日多くの人がつめかけ、県によれば現在までに約14万人が訪れているという。

(沈如峰/編集:齊藤啓介)