絵文字やアスキーアートを多用する人は自閉的?!その心理とは?

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パソコンや携帯電話のメールなどでは、絵文字など、文字や記号を使った表現方法はいろいろありますよね。中でも、アスキーアートとギャル文字は、それぞれに独特な世界観を築いています。使わない人にとっては、なぜこんなことをしているの?とちょっと理解しがたい部分もありますよね。今回はその心理に迫ってみたいと思います。

アスキーアートを作る人は自分の世界に閉じこもっている?

アスキーアートとは、既存のフォントの文字・記号を使って、絵を描くことを言います。メールなどでよく使われる絵文字から、漫画やアニメからの模倣が代表的ですが、かなり複雑な構造になっている、まさしく「アート」といったものまで様々です。メールの絵文字程度なら誰にでも気軽に作ることができますが、本格的なアスキーアートは改行も含まれ、「職人」と呼ばれる人たちでも1つを作るのに1〜2時間はかかっているようです。

そういった作業を続けていると、どうしても自分一人の世界に閉じこもりがちになってしまい、他の人との関わりが希薄になってしまう可能性も考えられます。しかし世の中には「人と会って話すことで楽しみやストレス発散をする」という人と「自分の殻に閉じこもって、何かの作業に没頭することでストレスを発散する」という人がいます。このアスキーアート職人の皆さんは、典型的な後者のパターンでしょう。ひとりの世界に閉じこもっていることは必ずしもマイナスなことではなく、むしろ楽しみと捉えることもできるのです。

■ギャル文字を多用する人は他者との強いつながりを求めている?

アスキーアートと同じ「文字や記号を使って表現」するギャル文字ですが、その特徴は全く逆向きと言えます。

ギャル文字とは、主に携帯電話のメールで利用されているもので、中高生の女子が利用していることが多い表現方法です。ひらがなや漢字などを、わざといくつかのパーツに分け、別の文字や記号を組み合わせて作った文字表記の仕方をします。あえて読みにくくすることで、面白い表現を目指したり、文字入力に手間をかけることで、相手への友情を表現しています。そして友人同士で同じ「ギャル文字」という表現ツールを使うことで、お互いに強い絆で結ばれると感じているのです。

ただし、中には大して使いたいわけでもないのに「同じグループの人が使っているから」「仲間外れにされたくないから」という理由で使っている人も。友人とのつながりを重視した結果、逆に自分自身をオープンにする「自己開示」の妨げとなってしまうケースもあるようです。

一人の世界に閉じこもるアスキーアートと、友達とのつながりを強くするギャル文字。もしあなたがハマるとしたら…どちらを選びますか?