めちゃくちゃ失礼!仕事相手に対してのタブーな呼び方「おたく」「あなた」

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最初は緊張した相手でも、付き合いが長くなるにつれて気がゆるみ、ついこういう呼び方をしてしまうこともあります。でも、相手はあくまでも仕事相手。友人でもないのにこういう呼び方は失礼にあたるのでしょうか?

■「おたく」「あなた」は横柄な印象

「おたく」や「あなた」という呼び方は、あくまでも自分と対等もしくは立場が下の人に対して使う言葉です。そのため、取引先など仕事相手の人に対して使うと「軽く扱われた」と感じ、相手はムっとしてしまいます。

「権力をカサにきてる」なんて思われてしまうこともあります。自分では親しみを込めたつもりでも、あまりいい意味には受け取られないので気をつけましょう。ちなみに、関西の人がよく使う「おたく様」という言葉は、相手を上に見ているという意味なので失礼には当たりません。

■なるべく名前で呼んだほうがいい

人間は誰しも「尊重されたい」という気持ちを持っています。それで、相手を呼ぶときには、できるだけ「○○さん」と名前で呼ぶようにすると「おっ、自分の名前をちゃんと覚えていてくれるんだな」と好印象を抱いてもらうことができます。こういう少しの気配りが仕事をスムーズに運べるかどうかのきっかけになるので、ぜひ覚えておきましょう。

人間は単純な生き物なので、自分を尊重して大切に扱ってくれる相手にはいい思いをさせてやりたいと思うものです。難しい商談なども、こうして相手の自尊心をくすぐりながら話を進めていけば、いい方向に向かう可能性が高くなります。

■相手の自宅や職場を失礼のないように呼ぶには

目上の相手に対しては尊敬語を使って会話をするのが常識です。それは、相手の自宅や職場を口にする際にも気をつけなければならないことです。

間違っても「おたくの家」とか「そっちの会社」などという表現はしないよう気をつけましょう。正しくは、相手の自宅のことなら「ご自宅」、職場なら「貴社」や「御社」です。言葉ではなく、文字にする際にも同じように書きましょう。