東京・九段の靖国神社の前で、太極旗(韓国の国旗)を掲げ、記念写真を撮る「太極旗認証ショット」が韓国のインターネット上で関心を集めている。靖国神社で太極旗を掲げ、日本を批判することに大きな意義を感じているようだ。だが、ネット上には「愛国心溢れる行動」との見方がある一方、無謀だと批判する意見もあり、賛否両論となっている。(イメージ写真提供:123RF)

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 東京・九段の靖国神社の前で、太極旗(韓国の国旗)を掲げ、記念写真を撮る「太極旗認証ショット」が韓国のインターネット上で関心を集めている。

 靖国神社で太極旗を掲げ、日本を批判することに大きな意義を感じているようだが、ネット上には「愛国心あふれる行動」との見方がある一方、無謀だと批判する意見もあり、賛否両論の声が寄せられている。

 複数の韓国メディアによると、今月8日、日本旅行の話題を扱うコミュニティーサイトに、靖国神社の鳥居の前で20−30代の男性が太極旗を広げる写真が投稿された。太極旗は1メートルほどの手書きの旗で、「歴史を忘れた民族に未来はない」とのメッセージも書かれていた。

 投稿者は写真に写っている男性本人で、「光復節を前に戦犯を神として祀る靖国神社に、誇らしいわが太極旗を掲げるためにやってきた」と説明。日本の右翼系団体を避けるため早朝5時に訪れ、現地では警察や一部の右翼系団体から制止されたことも伝えた。

 コメント欄には男性の行動を称える声や、「日本旅行を予定している学生ですが太極旗を準備することにします」と男性の行動に触発された人のコメントもあった。

 太極旗認証ショットは現在ネット上で話題を集め、「明け方に認証ショットを撮りに行けば安全。もし認証ショットの撮影に失敗しても、日本現地で太極旗を掲げたことに意味がある」などとアドバイスする人もいる。あるコミュニティーには、靖国神社前で太極旗を掲げて韓国の国歌を唱う「愛国志士」を募る書き込みが登場した。

 しかし一部のユーザーらは、日本右翼系団体と衝突する恐れがあるとして「このような行動は危険だ」、「目的は良いけど無謀な行動」、「日本との葛藤が深まる」などと懸念を示しており、太極旗認証ショットに対する反応は分かれている(編集担当:新川悠)(イメージ写真提供:123RF)