泊まりがけで遊びに来たがる夫の親を、やんわり断る方法9パターン
義父母から「そちらに泊まりたいわ」と言われたとき、できれば断りたい、せめてわが家に泊めるのは避けたい…というのが、多くの人の本音ではないでしょうか。そこで今回は、独自アンケートの結果を参考に「泊まりがけで遊びに来たがる夫の親を、やんわり断る方法」をご紹介します。



【1】「寝具を敷く場所がないので…」と、部屋の狭さを訴える
「『布団を敷く隙間がなくて誰も泊めたことがないんです』と言ったら、義母は『そんなに狭いの』と絶句」(30代女性)というように、客人を泊めるスペースがないことをハッキリ伝えれば、相手も無理は言えないでしょう。ただの口実だと思われないよう、普段から「わが家の狭さ」をそれとなくアピールしておくとよさそうです。


【2】「子どもの夜泣きがひどくて眠れませんよ」と、くつろげないことを強調する
「『エアコンも効かないし、こっちの熱帯夜は地獄ですよ!』と、年寄りが嫌がりそうな話をする」(30代女性)というように、わが家でゆっくりできない状況を耳に入れるのもいいでしょう。「それでも構わないわ」と食い下がられたら、夫に頼んで「今は大変だからやめたほうがいい」と言ってもらいましょう。


【3】「最近忙しくて、休みも取れないんです」と、仕事を言い訳に使う
「『このところ、帰りが真夜中になるくらい忙しい』と説明し、あとはひたすら『申し訳ありません』で逃げます」(30代女性)というように、仕事を言い訳にするのは手っ取り早い方法でしょう。とはいえ「そんなに大変なら辞めたら?」などと話が逸れてしまうと面倒なので、言い方は加減したほうがよさそうです。


【4】「布団がないので、近くのホテルを予約しますね」と、別の宿泊先を用意する
「近場の温泉宿に泊まってもらい、翌朝迎えに行って地元を案内しました」(40代女性)というように、いっそ宿を取ってあげて「旅行気分でどうぞ」と勧めてしまう手もあります。「息子の家に泊めてもらえないなんて…」と曲がった解釈をされても困るので、あくまで「おもてなし」のスタンスを貫きましょう。


【5】「お盆には伺う予定です」と、近々こちらから出向くことを伝える
「息子を電話口に呼んで『夏休みに行くからね』と言わせれば、姑もたちまちゴキゲンです」(30代女性)というように、「すぐ孫に会える」と理解させれば、「わざわざ行かなくても…」と思ってもらえるかもしれません。孫かわいさにたびたび来訪したがる義父母なら、こまめに写真や動画を送ってあげるといいでしょう。


【6】「いまはムリですが、そのうちご招待しますから」と、先延ばしにする
「『来年になれば落ち着きますから…』と適当な理由をつけて、お茶を濁します」(30代女性)というように、「泊まりに来てほしいとは思っている」と匂わせつつ、丁重に断るのもいいでしょう。ただし「いずれお招きします」と言うからには、一度はお泊まりを覚悟する必要がありそうです。


【7】「その日は用事が入ってて…すみません」と、都合が悪いことにする
「『来週末に行ってもいい?』と聞かれたら、『自治会の当番で…』と残念そうに言う」(30代女性)など、「予定が入っているフリ」をするのもよさそうです。夫が先に「いいよ」と安請け合いしていた場合は、責任を取って改めて断ってもらうか、親の接待をすべて任せてしまいましょう。


【8】「お腹の風邪をひいてしまって」と、体調不良を理由に断る
「『うつると大変ですから』と言えば、さすがに義母もゴリ押ししてきません」(30代女性)というように、具合の悪さを訴えれば、大抵の親は訪問を諦めるでしょう。症状の程度はともかく、「感染性の高さ」を大げさに懸念してみせると、「じゃあ、看病しに行こうかしら」と言われることもなさそうです。


【9】「○○さん(夫)に話してみます」と保留にして、夫に返事をさせる
「私が直に断るより、夫から『スケジュールが詰まってて無理』などと言ったほうが聞き入れてもらえる」(30代女性)というように、全面的に夫に盾になってもらうのもいいでしょう。夫には「ダメなのはオレの事情のせいだから」という姿勢を徹底するよう、くれぐれもお願いしておきましょう。


義父母の機嫌を損ねずに「泊まりがけの訪問」を断るには、「わが家に泊められない事情」を丁寧に訴えるとよさそうです。たまには「日帰りなら…」などと自分にできる範囲で招いてあげれば、「できた嫁」として株も上がるでしょう。(セイノマサコ)