今週もスタートにつまずいた森田理香子(撮影:福田文平)

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<アース・モンダミンカップ 初日◇27日◇カメリアヒルズカントリークラブ(6,516ヤード・パー72)>
 国内女子ツアー「アース・モンダミンカップ」の初日。8バーディノーボギーの“64”と圧巻の爆発力を見せた比嘉真美子が単独首位に立つ一方で、賞金ランク1位の森田理香子、3位の横峯さくら、ディフェンディングチャンピオンの服部真夕などの実力者たちは初日、やや出遅れてしまった。
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 現在賞金女王レーストップを走る森田理香子は1番ロングホールでボギーを先行させる苦しい展開。その後3つのバーディを奪い一時2アンダーまでスコアを伸ばすが、最終18番で痛恨のダブルボギー。結局、3バーディ1ボギー1ダブルボギーの“72”でラウンド。首位と8打差の51位タイと出遅れてしまった。
 森田の失速の原因は今季ずっと上位で戦ってきたことによる疲労。全ての競技に休みなく出場している森田は体調的にも精神的にも疲労が蓄積した状態になっているのだ。しかしそんな中でも「パッティングは悪くないし、まだ初日。あと3日間頑張れれば…」と持ち前の爆発力で巻き返しを図る。
 賞金ランク3位の横峯さくらは3バーディ1ダブルボギーの“71”、首位と7打差の38位タイで初日を終えた。この日の横峯は前半こそスコアカード通りにホールを重ねていったが、後半10番、13番でバーディを奪うことに成功する。しかし続く13番でティショットを左OBに打ち込みダブルボギー。その後、17番でバーディを奪いトータル1アンダーでフィニッシュしたが、もったいないミスでやや出遅れる結果となった。
 初日のラウンドについて横峯は「OB以外は良いゴルフができたと思います」と前向きにとらえていた。パットについては思ったところに打てているようで、ショットとパットが噛み合えば十分にビッグスコアが期待できる。
 また今大会の前年度覇者・服部真夕は3バーディ1ボギーの“70”と安定した内容のゴルフを見せたものの、「パットを打ち切れなかった」とスコアを伸ばしきることができなかった。しかしパッティング自体は好調なようで自分が思ったところに打てているとのこと。「あとはラインと強さだけです」と話すようにちょっとゴルフが噛み合えばバーディラッシュをかけてくるだろう。
 彼女らに共通するのは「パットが打てているけど、決まらなかったこと」。比嘉も話していたが、4日間の競技ともなれば当然、1日2日はスコアが決まらない日も出てくる。今日スコアの出なかった選手もちょっとパットが決まりだせば、今日の比嘉のようなビッグスコアを記録してもおかしくない。これからの3日間、どのような選手が、どのようなゴルフを見せ、どのような試合展開になっていくのか。

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