50代・60代男性、「料理」「買い物」には興味アリ…洗濯・掃除には関心薄く

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楽天は27日、家事に関する興味などを尋ねた「50代・60代の男性のライフスタイルに関する調査」の結果を発表した。同調査は、2013年5月16日〜17日の期間にインターネット上で行われ、全国の50代・60代の男性400名から有効回答を得た。

まず、料理や買い物などそれぞれの家事における興味を尋ねたところ、「興味がある」(「とても興味がある」と「やや興味がある」の計)と答えた割合は、全体では78.8%。項目別に見ると、「料理」で62.0%、「買い物」で68.1%と、これら2つに対して高い興味を示した。一方、「掃除」「洗濯」については、「興味はない」(「あまり興味はない」「全く興味はない」の計)とした割合が高く、「掃除」で70.8%、「洗濯」で78.0%となった。

次に、実際に行っている家事の頻度について聞くと、料理・買い物・掃除・洗濯のいずれかの家事を週1日以上行っていると答えたのは71.5%。項目別に見ると、「料理」は34.0%、「買い物」は64.0%、「掃除」は31.8%、「洗濯」は25.8%となった。また、月に2日以上行っている割合は、「買い物」で85.9%、「掃除」で53.7%、「料理」で47.0%、「洗濯」で36.8%だった。

退職済みの161人を対象に、家事に費やす時間を退職前後でそれぞれ質問したところ、1日あたり30分以上家事を行う男性は、退職前は29.2%だったのに対し、退職後は62.1%に増加。また、「家事はしない」と答えた割合は、退職前では36.6%だったが、退職後では20.5%と16.1ポイントも差が見られた。これは、退職により時間の余裕ができたため、家事をする男性が多くなったと考えられる。

料理を行っている男性に誰のために作りたいかと質問したところ、「とても思う」と「やや思う」の計は「自分」が80.4%で最多。自分以外の第三者については、「妻」が69.4%で最も多く、次いで「娘」が53.8、「息子」が53.1%と続いた。

自分で料理をする際(現在自身で料理をしていない人は想定で)、食材や調理方法を「こだわりたい」(「とてもこだわりたいと思う」と「ある程度はこだわりたいと思う」の計)と答えた割合は57.5%。興味のある料理関連グッズについては、1位が「電子レンジ、オーブン、トースター」で33.3%。以下、「食材、調味料(肉、魚、野菜、スパイスなど)」が32.8%、「鍋、フライパン、包丁」が32.0%、「冷蔵庫」が31.3%、「コーヒーメーカー、エスプレッソメーカー」が29.5%と続いた。