アルゼンチン代表での冒険の終わりについて語った(そして非難した)最後のインタビューから、数カ月が経過した。バルセロナFWリオネル・メッシがレアル・マドリーの本拠地サンチャゴ・ベルナベウで魔法を見せ、世界がこれに騒いで再び比較が始まったことで、ディエゴ・アルマンド・マラドーナ氏がアルゼンチン『クラリン』の中で、自らの意見を述べている。

マラドーナ氏はメッシを称賛し、彼との関係は最高だとした上で、「評価は歴史が決める」と話した。まず、レアル戦でのメッシのゴールについては、次のように分析した。

「目もくらむようなゴールだった。レアルの選手たちが人形のようだったね。ボールを持ってスタートしたとき、彼は(ラウール・)アルビオルの左を狙い、マルセロのカバーをかわして、ゴールマウスをうまく守った(イケル・)カシージャスを前に見事なシュートを決めた」

マラドーナ氏は自身との無駄な比較をせずに、「今の世界最強の選手」であるメッシを楽しむべきだと主張している。

「マラドーナはマラドーナで、メッシはメッシだ。それだけだよ。私はすでに自分のキャリアを築いた。レオは自分のキャリアを築いているところだ。誰が最強の選手だったのかは、いつか歴史が決めるだろう。確実なのは、我々が欧州サッカーを倒すことに成功したアルゼンチン人だということだ。レオはそっとしておいてあげなければいけない。私は彼のことが大好きなんだ。彼のプレーを見るのは喜びなんだよ」

一方で、サン・ロレンソの監督に就任するという噂(同クラブの会長もこの件について話している)について、マラドーナ氏は「何も連絡は受けていない。誰ともコンタクトを取っていないし、新聞で出回っている噂はいつものようにメディアの憶測だよ」と否定している。