フランスサッカー連盟(FFF)の理事会が23日に招集され、代表のローラン・ブラン新監督が自身のスタッフと計画を発表した。

 レキップ紙によると、ブラン監督はその席で、W杯に出場した23人全員を次の親善試合(対ノルウェー、8月11日)のメンバーから外す、という理事会の提案を受け入れた。

 就任の記者会見の席(7月6日)で「処罰するつもりはない」と明言していたブラン監督だったが、W杯で失墜したフランス代表のイメージ改善を図る理事会の圧力に屈し、6月20日の練習をボイコットした選手たちに、“首謀者”、“追随者”の分け隔てなく連帯責任をとらせる形となった。

 もちろん、その後に控えるユーロ2012の予選では主力を外すわけにはいかない。新チームが“ぶっつけ本番”で初戦のベラルーシ戦(9月3日)に臨まざるを得なくなったが、W杯で落選して悔しい思いをした選手たちや、これまでドメネク前監督から声のかからなかった選手たちにとっては、ノルウェー戦がまたとないアピールのチャンスとなる。8月5日にどんなメンバーが発表されるのか楽しみなのもたしかだ。