セビージャからバルサに電撃で移籍が決まったアドリアーノ。「バルサに入るのは夢だった。セビージャのデル・ニド会長がオファーを受け入れると聞いた時は感動した」と語り、夢のバルサ入りを喜んだ。

 全く予想外だったアドリアーノのバルサ入り。サンドロ・ロセイ会長の最初の大きな仕事はセスクの獲得かと言われていたが、水面下でアドリアーノ獲得へ動いていたようだ。

 左サイドでの攻撃的プレーを得意とするアドリアーノだが、「グアルディオラ監督が必要と思う所でプレーする。左サイドがやりやすいが、どこでもやるよ」とポリバレントに活躍できることをアピール。セビージャでもサイドバックから攻撃的なサイドアタッカーも務めていた。

 アンリの退団により左サイドでプレーできる選手が減ったバルサ。アビダルとマックスウェルは守備的な選手で、攻撃力ではアドリアーノが群を抜いている。左サイドにオプションができたグアルディオラ監督。うまく3人を使い分け、さらにイニエスタやペドロも複数のポジションをこなせることで攻撃のオプションは多数ある。アドリアーノの加入で左サイドが代わろうとしている。

(スペイン通信)