W杯準決勝対ドイツ代表戦で決勝ゴールとなるヘディングシュートを決めたDFプジョール。W杯後は代表を引退するとも語っていたが、その決断は決勝戦終了後にすることを明らかにした。プジョールはW杯決勝戦で代表通算90試合出場を達成する。

　10年間スペイン代表として闘志を前面に出しチームを鼓舞し続けて来たプジョール。「1年前はもっと考えがはっきりしていた。W杯後は代表ではもうプレーしないと決めていた」と語っていたが、スペインサッカー連盟のスポーツ・ディレクターのフェルナンド・イエロ氏と話し合いを持ったプジョールは、代表引退をするかどうかはW杯決勝戦後に考えることにしたようだ。

　また、デル・ボスケ監督はプジョールが最低でも代表100試合出場を達成するまでプレーを続けて欲しいと本人に伝えたと言う。「まだ代表引退は決めたわけではない。サッカーの世界ではいつかは引退がある。でも自分にとって大事な人達である監督、仲間と話し考えさせられた」とプジョールは語った。

　「今は決勝のことだけを考えている。優勝できるように全ての力を出したい」と闘将はW杯決勝戦に集中している。代表最後の試合になる可能性もあるW杯決勝戦でプジョールはいつものように大声を出しチームを後ろから支える。

（スペイン通信）