ブラジル代表戦を引き分けで終わり『死のグループ』と言われたグループGを2位通過することになったポルトガル代表。スペイン代表がグループHを1位通過したことで、ベスト16でいきなりイベリア半島対決が実現することとなった。

 ポルトガルサッカー協会会長のジルベルト・マダイル氏は、「スペイン代表とはできればもう少し後に対戦したかった」とコメントしていたが、選手達も同じ考えのようだ。アトレティコ・マドリーでプレーするティアゴは、「はっきり言ってスペイン代表とは当たりたくなかった。でもそうなったとしたら戦う準備はできている」とブラジル代表戦前にコメントしていた。

 さらにティアゴと同じくアトレティコ・マドリーでプレーするシモンも、「スペイン代表はファンタスティックなチーム。できれば他のチームと対戦したかったが、大事なのは自分達が決勝トーナメントに進出したこと。ライバルチームがどこかはそんなに重要なことではない」とスペイン代表との対戦について語っている。

 スペイン代表対ポルトガル代表のマッチアップとなったベスト16の大一番。手の内を知るチーム同士の対戦だけに見どころは多い。C・ロナウド、ティアゴ、シモンといったリーガでプレーする選手達とスペイン勢の戦いは大注目だ。

(スペイン通信)