今冬の移籍市場が解禁になって以来、リーグ・アンでもっとも多くのクラブからラブコールを受けた選手といえば、ボルドーの19歳のFW、ガブリエル・オベルタンだろう。

 デビューして3シーズン目の今季もこれまで同様、控えの座に甘んじており、出場した11試合のうち9試合が途中から。プレー時間はわずか311分にとどまっている。

 経験不足が目につくがテクニックは折り紙付きで、この世代ではベンゼマやベン・アルファに劣らぬテクニシャンとして名前が挙がる選手。レキップ紙によると、モナコ、ソショー、グルノーブル、ヴァランシエンヌ、オーセールから誘いを受けたが、ロリアンに6ヶ月の期限付きで移籍することが決まった。

 オベルタンは、出番を求めて移籍先を検討した結果、ロリアンに「真の哲学をもったチーム」との好印象を受け、今回の決定に踏み切った。「何よりも得点にからむこと。ボルドーに戻るまでの5ヶ月間が勝負」と抱負を語っている。