昨季まで5シーズンに渡りバルサを率いて、2度のリーガ制覇とCLチャンピオンに輝いたライカールト氏が、バルセロナのプラット国際空港で今季のバルサについて、「コーチングスタッフ、選手を祝福したい。シーズン終了までこの調子が続けばいいね。サポーターも喜んでいるし、チームも機能している」と喜びを露にした。

 魅力的なフットボールで結果もしっかりと残し称賛を浴びるバルサだがライカールト氏は、「まだリーガはたくさん残っている。有頂天になり過ぎるのはよくない」と元監督としてチームへのアドバイスも忘れなかった。

 今季は休養を選び、監督としてどこのクラブからのオファーも引き受けなかったライカールト氏。「来季は再び監督業に復帰するかもしれない」とも仄めかしたが、具体的にどこのチームかは明らかにしていない。以前から候補に挙がっているのが選手としても長年に渡って活躍したACミランの監督に就任することだ。もしそうなれば、バルサで一緒だったロナウジーニョを再び指導する立場になるかもしれない。

 一方で、R・マドリーの監督となる可能性については、バルサの監督を5年間に渡って務めた経歴があることから、バルサとの繋がりの方が強いとしている。ライカールト氏が新たなクラブでどんなチームを作り上げるかは来季の楽しみの一つである。

(スペイン通信)