R・マドリーのカルデロン会長はシーズン終了後に、「2人の大物を獲得する」と“ラジオマルカ”のインタビューで豪語していたが、その候補に挙がっているのがB・ミュンヘンのリベリーとA・マドリーの“クン”アグエロである。

 しかし、リベリー獲得はそう簡単にはいきそうにない。B・ミュンヘンはエースとして活躍するリベリーを手放す方針はなく、市場価格で約6000万ユーロ(約75億円)に達する可能性がある。この額はすでに5500万ユーロ(約68億7500万円)の値が付いているアグエロを超えている。

 リベリーは、B・ミュンヘンと2シーズンの契約が残っているものの、チームを変え新たな目標に向かうという環境の変化も考えにあるようだ。数週間前に行われたルンメニゲ会長との契約更改の話し合いでは条件面で合意に達していない。良い条件提示がなければ、R・マドリーからのオファーを受諾する可能性は十分にあるだろう。

 この他C・ロナウド、ベンゼマも引き続きR・マドリーがシーズン終了後のマーケットで獲得したい候補リストに入っている。リベリー、アグエロと世界のサッカー界を引っ張る旬な選手達をごっそり獲ろうと目論むR・マドリー。銀河系集団への思いはカルデロン会長になった今も引き継がれているようだ。

(スペイン通信)