4.3インチのサブモニター「plus one」

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ガジェット好きにはこたえられないデジタル機器「plus one」がセンチュリーから発売された。「plus one」は4.3インチのサブモニターで、なんと手のひらサイズ。パソコンとのUSB接続だけでマルチディスプレイ環境を実現できるという優れものだ。

早速、いても経ってもいられず通販で購入したので、気になる使い勝手などをレポートしよう。

■机の上の密かな楽しみに
通販サイトで購入後、翌日には届いたところを見ると在庫がまだ十分にあるようだが、秋葉原などの店頭では早くも売り切れの店もあるという。内容物はLCD-430U本体と専用USB2.0ケーブル、ドライバーCD-ROM、取扱説明書/保証書の4点。
「plus one」を使用しているところ「plus one」の内容物

「plus one」の第一印象は、一回り大きい「iPod touch」と思えるほど「iPod touch」とよく似ている。そんな「plus one」のセットアップは簡単だ。パソコンのUSBポートに接続してドライバーを組み込むだけなので、特に難しい操作は必要なく、パソコンの画面をマルチディスプレイ環境に映し出せる。
ON/OFFボタンなど面倒な操作ボタンは無く、ACアダプターも不要なのが大きな特徴だ。とにかくシンプルな作りには好感が持てる。

「plus one」は手のひらに乗るほど小さいモニターだが、意外と輝度が高く、ややまぶしいくらい。輝度を調整するダイヤルはないので角度を変えるなどして調整した。表示は国産製だけあり、細かい文字まではっきり読める美麗な表示には満足である。

マウスカーソルを動かすと、一昔前の液晶のようにカーソルが分身して見えるが、全画面化して動画を見るような場合それほど画像がブレる感じも無く快適そのものだ。YouTubeなどの動画チャンネルをテレビのように流したまま使ってみたが、十分実用に耐えうる画質だ。

さてこうして手に入れたマルチモニタ環境だが、予期していた通り「この小さい画面の中に何を表示するか」で悩むことに……。
Twitterをブラウザで開いておき常に最新情報のチェックや、IRC等のチャットウインドウを置いておくとかが最適だろうと思い、試しにSkype、Yahoo!、MSN等のIMウインドウを並べてみたわけが、やはり小さいウインドウを追い出しておく用途はアリのようである。もちろん、こっそりと楽しみたい画像を表示させるという用途にも使えそうだ。

一度セットアップを済ませれば、USBケーブルを接続し直してもすぐに使えるが、画面に表示していたウインドウの内容はリセットされてしまうので、ビジュアルビデオやニュースを流すなどサブとしての用途に向いているようだ。また、電源が別途必要ないので、出先でノートPCや最近話題のネットブックにつなぐなど活用範囲が広がりそうである。


「plus one」 - 製品情報
株式会社センチュリー