リーグ・アン首位のリヨンが23日、第15節のパリ・サンジェルマン(PSG)戦を0―1で落とし、今季2敗目を喫した。まだ首位の座は安泰だが、24日にマルセイユが勝てば、勝ち点4ポイント差に詰め寄られるおそれがある。

 加えてリヨンはこの試合、前半12分にレベイエールが十字靭帯断裂の重傷を負い退場、後半にベンゼマと交代して出場したジュニーニョが相手DFの足を蹴り一発レッドで退場、というアクシデントにも見舞われた。

 リヨンの守備陣は、すでにクレール、ボドメールが長期離脱、グロッソ、メンサーもケガを繰り返している。右SBはこの日が4試合目の19歳ガサマ、レベイエールに代わって投入された左SBに至っては、これがプロデビュー戦となった17歳のコロジジャックと、力量・経験の不足は明らかだ。

 リヨンは守備に不安を残したまま3日後のチャンピオンズリーグ(フィオレンティーナ戦)を迎えることになる。ただし第16〜17節はバランシエンヌ、ナントと下位チーム相手なのが救いだ。

 一方のPSGはリーグ戦3連勝。3試合ともジュリのゴールが勝利に結びついている。