バルサのアルゼンチン代表FWレオ・メッシが金曜午前の練習中に右足大腿四頭筋の痛みを訴えた。チームにとって大きな気がかりとなったが、検査の結果、「筋肉のケガではない」とバルサのメディカル・サービスが伝えている。

 メッシの試合出場については「痛みの回復具合による」とのことだが、23日のヘタフェ戦、26日のチャンピオンズリーグ、スポルティング・リスボン戦への欠場が濃厚となった。ここまでリーガ10試合に出場し、そのうち9試合はスタメン出場。ゴールについて言えば、リーガで7ゴール、チャンピオンズリーグで4ゴール、スペイン国王杯で1ゴールとチームにとって無くてはならない存在の一人となり、活躍するメッシ。しかし、ここ数シーズン、ケガにより長期離脱を強いられていることもあり、クラブ側も慎重に足の具合を見ていくことになる。

 来週末からクリスマス休暇前まで、セビージャ戦(アウェイ)、バレンシア戦(ホーム)、レアル・マドリー戦(ホーム)、ビジャレアル戦(アウェイ)とリーガ上位4チームとの直接対決4連戦を控えるバルサ。重要な天王山を前にメッシを失うことはできないし、チームの士気にも影響しかねない。ケガというリスクを避けるためにも、ここは慎重にならざるを得ないといったところだろう。

(スペイン通信)