トッテナムのハリー・レドナップ監督が、GKの新戦力としてウェストハムのロバート・グリーンの獲得を目指しているようだ。

 今夏の移籍マーケットで、GKゴメスをPSVから獲得したトッテナム。しかし、このブラジル代表は、プレミアリーグの舞台で不安定なパフォーマンスに終始。土曜日のフルアム戦でもシュートをファンブルしており、監督に就任したばかりのレドナップは新守護神の人選を進めていた。

 そこで候補に挙がったのが、ウェストハムのグリーンだ。15日のポーツマス戦で、24試合ぶりの無失点試合に貢献した28歳をレドナップは高く評価。ポーツマス監督時代にもグリーンの獲得に乗り出したこともある新指揮官は、今冬の移籍解禁と同時に、本格的に動き出すとみられている。

 今夏の移籍マーケットで、DFアントン・ファーディナンドとジョージ・マッカートニーの2人の主力を放出するなど、ウェストハムが人件費削減の方針を打ち出していることも、レドナップ監督にとっては追い風だ。クラブ史上最低の開幕を迎えた名門を復活に導きつつある名将は、新守護神の獲得をチーム建て直しの起爆剤にしたい考えのようだ。