グアルディオラ監督率いるバルサがクラブの歴史に記憶されることとなった。16日に行われたレクレアティーボ戦で勝利(0-2)を収めたバルサはこれでリーガ11節を終え、9勝1分1敗。これは、これまでの最高記録、1963-64シーズンの9勝2敗を上回り、クラブ史上最高の成績となった。さらに、リーガ9連勝も2005-06シーズンの14連勝に次ぐ歴代2位となる記録だ。

 第11節、ライバル達がつまずいたことで、バルサはビジャレアル(2位)に3ポイント差、バレンシア(3位)、レアル・マドリー(4位)、セビージャ(5位)にそれぞれ5ポイント差をつけた。それでも、グアルディオラ監督は「この勝利は我々に大きな自信をもたらしてくれるが、11月の時点ではまだ何も決まらない」とコメントし、周囲の楽観的ムードに釘を刺している。同監督が警戒するのはチームの気の緩みだろう。

 最高のスタートを切ったからといって、それがリーガ優勝に結びつくとは限らない。事実、1963-64シーズンは優勝を逃している。シーズンは始まったばかりであり、ゴール地点はまだまだ先。しかし、ここまでのバルサの戦いぶりを見ていると、3シーズンぶりのタイトル奪還への勢いは止まりそうにない。期待は高まってしまうというものだろう。

(スペイン通信)