レキップ紙によると、リーグ・アンのリールとレンヌが、ユーロ2008直前にクロアチア代表としてデビューしたFWニコラ・カリニッチ(ハイデュク・スプリト)の獲得に関心を示している。

 カリニッチは20歳、187センチの長身ストライカー。2005年のU-17欧州選手権では得点王に輝いている。昨シーズンはハイデュク・スプリトで25試合に出場、17ゴールをあげた。

 カリニッチにはこれまで、チェルシー、リバプール、ポーツマスが関心を寄せているほか、パレルモ、バレンシアも獲得に動いていると報じられる。

 フランスではパリ・サンジェルマンが昨シーズンから注目している。16日のリエカ戦には、リールとレンヌのスカウトが視察に訪れた。

 ハイデュク・スプリト出身の長身FWといえば、アレン・ボクシッチを思い出す。ボクシッチはリーグ・アンのカンヌ(当時ジダンが在籍)、マルセイユを経て、ラツィオやユベントスで活躍した。

 カリニッチの将来を考えると、育成に定評があり、出場機会が多く回ってくる可能性が高いフランスの中堅クラブという選択は賢明と考えられるが、ハイデュク・スプリトは「1500万ユーロ(約18億4000万円)ならオファーに応じる」と強気の構えだ。