15日に行われたリーガ第11節、アウェイでの対バジャドリー戦で1-0と今季リーガ初黒星を喫したレアル・マドリー。スペイン国王杯以降の危機的状況がより深刻なものとなった試合だった。

「残念だ。少なくとも負ける試合ではなかったと思う。我々には運がなく、非常残念だ。チームの仕事には満足している。何人かの選手を欠いたため、多少のシステムの変更を行った。ゴールを除けば、多くの問題はなかったように思う。我々にも決定機はあったが、それが(ゴールに)結びつかなかった」。

 試合後、そうコメントしたシュスター監督。また、自身の監督続行問題については「私は落ち着いている。チームにとってのベストを見つけるため取り組んでいる。結果は何の助けにもならなかった。ピッチでは負けたくないものだ。このまま続けていくだけ。それ以外にない」と多くを語ることはなかった。

 自らの進退がかかった試合でこの内容と敗戦。状況を打開する策もシュスター監督からは見いだせなかった。同監督の立場はより厳しいものになってしまったと言わざるを得ない。監督続行のため、バジャドリー戦での勝利は必至とも言われていたシュスター監督だが、結果は敗北。今後、シュスター監督の解任を巡る騒動が加速することは間違いなさそうだ。

(スペイン通信)