イングランド代表のファビオ・カペッロ監督が、守備陣の強化に向け、無名の新人を招集するようだ。その選手とは、チェルシー所属で、ウォルバーハンプトン(フットボールリーグ・チャンピオンシップ、実質2部)にレンタル移籍中のマイケル・マンシェンだ。

 来週水曜日にベルリンで行われる親善試合のドイツ戦を前に、15日夜に代表メンバーを発表する予定のカペッロ。この試合で若手のテストを視野に入れるイタリア人指揮官は、その目玉選手として、イングランドU-21で主力のDFマンシェンを招集すると見られている。

 所属先のチェルシーでいまだ出場経験のないマンシェン。しかし、ウォルバーハンプトンでの活躍を認められた20歳は、アストンビラのFWガブリエル・アグボンラホルやマンチェスター・シティのGKジョー・ハートなどらと共に、カペッロ監督によるテストに望む予定だ。

 2007年8月に3年契約を結びながら、チェルシーでの出場機会を与えられない現状に不満を抱き、移籍を希望しているとも言われるマンシェン。フル代表におけるプレー次第では、今冬の移籍マーケットで一躍注目を集める存在になる可能性もありそうだ。