リーガ7節を終え、6勝1分、勝ち点19で首位に立つバレンシア。目下5連勝中とバレンシアの快進撃を支える一人が20歳のFWフアン・マタだ。マタは、これまでのリーガ7試合すべてにスタメンで出場し、4ゴールをマーク。チーム内においてエースのダビ・ビージャ(8ゴール)に次ぐゴールを決めている。

 マタのゴール全ては、メスタージャのファンの前で生まれたもので、マジョルカとの開幕戦で今シーズン初ゴールを決めた後、オサスナ戦(3節)でのゴールはチームに勝利をもたらし、デポル戦(5節)では同点ゴール、そしてヌマンシア戦(7節)ではゴールのみならず、ビセンテのゴールをお膳立てしている。ホームで確実にゴールを決め、ファンを喜ばせているということになる。

 レアル・マドリーのカンテラで育ったマタは、出場機会を求め2007年にバレンシアへ移籍。今やビージャとともにチームの攻撃を引っ張る選手へと成長し、ウナイ・エメリー監督にとっても欠かせない存在となっている。7節終了時点での6勝1分は、バレンシアがリーガ優勝を果たした2003-04シーズンの記録に並ぶもの。バレンシアの快進撃とマタの今後のさらなる活躍に注目だ。

(スペイン通信)