クリスティアーノ・ロナウドの移籍問題に連動してロビーニョの移籍問題も進展を見せていない中、ロビーニョがチェルシーへの移籍を容認してくれるようカルデロン会長、シュスター監督と話し合いを行ったと“マルカ”紙が報じている。ロビーニョはレアル・マドリーを出て、イングランドでの新たな挑戦に挑むことを心に決めているようだ。

「チェルシーに行きたい。クリスティアーノがレアル・マドリーに来たいと言っているのと同じ。どっちも同じことだ」。

 ロビーニョはカルデロン会長、シュスター監督に直にそう訴えたと言う。ロビーニョにしてみれば、プレシーズンは本格化しており、移籍するなら一刻も早く新チームに合流したいと思うのは当然のこと。しかし、ロビーニョを主力選手の一人であり、プロジェクトで大事な戦力の一つと見ているシュスター監督は考え直すように説得を試みている。カルデロン会長も今のところはロビーニョの残留を説得しているが、C・ロナウドを獲得できれば、ロビーニョを手放してもいいという考えに変わりはないはず。

 8月に入り、新シーズンに向けてのチーム作りも本格化していく中、C・ロナウド獲得に固執し続けるあまり、補強や放出の人事が進まないレアル・マドリー。昨年のようにプレシーズン終了ぎりぎりで大きな動きを見せることになりそうだが。

(スペイン通信)