リーグ・アン、モナコのFW、フレデリック・ピキオンヌ(29)がリヨンに移籍することが29日に決まった。モナコがホームページ上で発表したことを受け、レキップ紙などが報じた。

 ピキオンヌはサンテティエンヌ時代の昨年1月にもリヨン入りが決まりかけたが、両クラブの対立が原因で交渉がまとまらず、一転してモナコへの移籍となった。

 モナコでは昨季7ゴールと不発に終わったが、それでもチームの得点王だった。フランス代表としては、昨年3月に初出場したオーストリア戦(親善試合)で途中から10分弱プレーしたのみ。それ以降は招集されていない。

 なおちょうどこの日には、リヨン対モナコのプレシーズン・マッチが行なわれた。リヨンの残る試合は「チャンピオンズ・トロフィー」(8月2日、対ボルドー)となるため、練習試合としては最後の一戦だったが、モナコに1―0で敗れた。これでプレシーズンの戦績は3勝2敗。順調とはいえない仕上がりだ。

 ピキオンヌの獲得はリヨンにとっていいニュースではあるものの、ファビオ・サントス、フレッジ、ケイタとケガ人が相次いでおり、昨シーズン同様、厳しい開幕を迎えそうだ。