パリ・サンジェルマン(PSG)がプレシーズン・マッチで順調な仕上がりぶりを見せている。レキップ紙によると、26日ベルギー1部のゲントと行なった試合を2―1で制し、プレシーズン5勝目(1引き分け)をあげた。

 試合が行なわれたPSGの本拠地パルク・デ・プランスには、プレシーズン・マッチとしては異例の1万人を超える観客が集まった。お目当ては、この試合がパリ・デビューとなったマケレレとジュリの2人。サポーターからスタンディング・オベーションで迎えられ、マケレレはデビュー戦でいきなりキャプテン・マークをつけて登場した。

 ル・グエン監督が採用したシステムは4―4―2。マケレレとクレマンを守備的MFに配し、トップ下の左右にロテンとセセニョン、ジュリとオアロの2トップという布陣だ。しかし点が入ったのは、“目玉”の2人が交代してからの後半。“忘れられた元フランス代表”リュインドゥラと、移籍の噂が絶えないパンクラットが意地を見せた。

 なお、少なくともあと1人“大物”の補強をもくろむPSGだが、レキップ紙はフランス代表キャップ18試合のルイ・サア(マンチェスター・ユナイテッド)も候補に浮上、と伝えている。

 PSGは、フェネルバフチェのセルビア代表ストライカー、マテヤ・ケジュマンにもオファーを出したが、断られた模様だ。