ユーロ2008開幕直前に左足首を靭帯断裂し、手術を受けたレアル・マドリーのイタリア代表DFファビオ・カンナバーロだが、ケガからの回復は順調のようだ。

 オーストリア、イルドニングでのプレシーズン合宿に参加中のカンナバーロはメンバーとは別メニュー。理学療法によるジムでのトレーニング、そしてトレーナーとともに練習場でのランニング、ボールキック、ヘディングシュートのためのジャンプといったメニューをこなしている。

「調子は良い。疲れは感じるが、リハビリは全てうまくいっているし、痛みは感じない」と語るカンナバーロの様子から順調な回復ぶりがうかがわれた。ここ数日中にもリハビリメニューをさらに強化していくことになるだろう。

 ユーロ2008を欠場したカンナバーロだけに新シーズンへの意気込みもかなりのものであるはず。8月17日、24日に行われる昨シーズンのスペイン国王杯チャンピオン、バレンシアとのスペイン・スーパーカップに出場し、今シーズン初のタイトルを獲得したいと願っている。17日の第1戦出場を目指し、リハビリを強化していくカンナバーロ。このまま順調に進めば、メスタージャのピッチに彼が立つ可能性は高いと言えるだろう。

(スペイン通信)