マンチェスター・ユナイテッドのMFポール・スコールズが2年以内の現役引退を明言。マンU生え抜きの33歳は、「自分の気持ちとパフォーマンスで判断する」と語り、2008-09シーズンが現役最後のシーズンとなる可能性も示唆している。

 19歳のトップチームデビューしたスコールズは、キャリアを通してマンUでプレー。昨シーズンも中心選手としてマンUの2冠達成に大きく貢献している。しかし、この元イングランド代表MFは、残り1年となったマンUとの契約を1年間延長したいと語りながらも、モチベーション面とパフォーマンス面の両方で満たされない場合は、来シーズン終了後に引退を決意する可能性もあると語っている。

「あとどれくらい現役を続けるかって? 長くても2年だね。クラブとの契約は残り1年だ。出来ればもう1年延長したい。でも、すべては自分のフィーリングとパフォーマンス次第だね。今の段階では、残り2年くらいがちょうどいいと思う」

 さらには、注目を嫌う性格そのままに、「早く現役を終えたいとは思わないけど、サッカー選手としての生活は早く終えたいね」と、自身の去就について語ったスコールズ。2年以内の引退を決意した控えめな名選手は、ピッチ上での完全燃焼を決意したようだ。