今オフのリーグ・アンでもっとも満足のいく補強に成功したクラブのひとつ、マルセイユが23日のプレシーズン・マッチでモナコを相手に3―1と快勝した。レキップ紙などが報じている。

 マルセイユは最初の3試合は2敗1引き分け、8失点ととくに守備に不安を残す立ち上がりとなったが、その後は6得点、1失点で3連勝と調子を上げている。

 23日の試合では、ニースから加入したばかりのバカリ・コネ(コートジボワール代表)が相手ディフェンスを掻き回す俊敏な動きを見せ、3点目をアシストするなど期待通りのデビューを飾った。

 プレシーズン・マッチで好調なのがジブリル・シセ。イングランド行きを希望しているシセだが、この日も2ゴールをあげて6試合で6得点、プロの仕事ぶりをアピールしている。
 
 マルセイユも移籍にはゴーサインを出している。ただし1200万ユーロ(約20億円)という移籍金を払うクラブが多くないのはたしかだ。「フットボール365」の情報によると、マンチェスター・シティ、ウェストハムが関心を寄せている。とくにマンCはセルティック・グラスゴーへの完全移籍が決まったサマラスの後釜を探している模様。マルセイユは、移籍が開幕直前となることを望んでおらず、21日の時点で「10日以内」という期限をシセに要求している。