去就が注目される一人、レアル・マドリー所属のブラジル代表FWロビーニョが同クラブと契約延長する動きがでてきている。スペイン紙“マルカ”がトップ紙面で報じ、5年契約、給料はこれまでの180万ユーロ(約3億円)から大幅アップの300万ユーロ(約5億円)となる見込みだ。この契約延長オファーはチェルシーのロビーニョ獲得への動きに応じてのものだろう。

 ロビーニョは今月14日に行われたクラブとの会談でチェルシー移籍を視野に入れ、「レアル・マドリーから出たい」とミヤトビッチSDに移籍を直訴し、チェルシーもロビーニョ獲得に動いていると報じられている。

 ロビーニョが契約延長したとしても、チェルシーがスコラーリ監督のリクエストであるロビーニョ獲得を諦めるということ、レアル・マドリーもクリスティアーノ・ロナウド獲得への扉を閉ざすということではなさそうだ。ロビーニョをクラブに留めておくことはC・ロナウドを獲得できなかった場合の“保険”であり、もし、C・ロナウドを獲得できた場合、高額移籍金でロビーニョをチェルシーに売却することができる。

 マドリーに戻っているロビーニョは今日か明日にも契約延長についてミヤトビッチSDと話し合いを行う予定だ。契約延長で合意したとしても、最終的にどう落ち着くのか今後も注目を集める話題となりそうだ。

(スペイン通信)