ホセ・アントニオ・レジェス(24)がアトレティコ・マドリーで過ごす時間も残り少なくなったようだ。同クラブのアギーレ監督はレジェスに対し、新シーズンの構想に入っていないことをすでに伝えたという。現在、アトレティコはメキシコ遠征を行っているが、この期間中の親善試合でもレジェスの出場機会はほとんどない。彼自身はアトレティコ残留を希望しているが、アギーレ監督の下では出場機会を得られないという状況が移籍を決意させることになりそうだ。

 そして、レジェスの移籍先として浮上しているのがローマだ。ローマは昨冬の移籍マーケットでもレジェス獲得に興味を示していたが、レジェスはこのオファーを断っている。しかし、ローマは引き続きレジェス獲得に興味を示しており、出場機会を求めるレジェスがこのチャンスに懸ける可能性は高いと考えられる。

 2003-04シーズン途中にアーセナルへ移籍したレジェスだが、イングランドのフットボールと生活に馴染めず、不完全燃焼に終った。2006-07シーズンにレアル・マドリーにレンタル移籍し、本人はそのままレアル・マドリーへの完全移籍を望んだが叶わず、2007年にアトレティコへ移籍した。しかし、アトレティコもレジェスの定住の地とはならないようだ。レジェスの新天地はローマとなるのか?今後の動きに注目したい。

(スペイン通信)