バルセロナでは常にファンタジスタの象徴である背番号10を背負っていたロナウジーニョ。新天地ミランでの背番号は果たして何番になるかが注目を集めている。

 世界最高の選手、世界有数のビッグクラブ間の移籍だけあって、ミラノの熱狂は凄まじいものがある。ロナウジーニョがミラノに到着した翌日に行われたホーム、ジュセッペ・メアッツァ(サン・シーロ)スタジアムでのプレゼンテーションには、ロナウジーニョを一目見ようと3万人以上のファンが詰め掛けた。また、ロナウジーニョの加入はチームの収益に早くも効果をもたらし、リーグでの成績不振から売り上げの落ち込みが目立っていた年間フリーパスが、ロナウジーニョの獲得後、1日5000枚もの販売を記録している。

 さて、気になる背番号だが、現在ミランで10番を背負っているのはクラレンス・セードルフ。彼も愛着を抱いており、「ロナウジーニョがきても10番は譲らない」と以前からコメントしていた。しかしここにきて、「新シーズンもそうとは限らない」と、ロナウジーニョに10番を譲る可能性を示唆している。ミランでも背番号10のロナウジーニョが見られるか。クラブの正式発表が待たれる。