今オフにチェルシーへ移籍したDFジョゼ・ボジングワが、新シーズンへの意気込みを激白。ポルトガル代表選手としてチェルシーの新監督、ルイス・フェリペ・スコラーリの下でプレーした経験はアドバンテージにならないとして、厳しいポジション争いを勝ち抜く決意を固めている。

 今オフに、1600万ポンド(約34億円)でポルトから移籍したボジングワは、スコラーリの監督就任でポジションが確保できるとは考えていないと語り、スタメン確保が当面の目標であることを明かしている。

 「ポルトガル代表で、スコラーリは僕を代表に選んでくれたけど、だからと言ってチェルシーでポジションが与えられるとは思わない。もちろん、ポジションを確保するために全力を尽くすし、監督の下でプレーした経験はプラスに働くこともあると思う。あれほどの大金を払って僕を獲得してくれたんだから、クラブからの期待も感じている。ベレッチやパウロ・フェレイラとのポジション争いは厳しいだろうけど、ポジションを譲るつもりはないよ」

 さらにボジングワは、リカルド・カルバリョやフェレイラなど、代表チームの同僚がチームに複数いることがプラスに働くとコメント。先輩のチームメイトからは、すでにアドバイスを受けたと語っている。

 「ユーロ2008の間、リカルドやパウロからチェルシーについて色々と聞いたよ。彼らは口を揃えてこう言ったよ。チェルシーではタイトルを獲ることが最低限のノルマだって。僕は10年間ポルトに住んでいたから、ロンドンに慣れるのは大変だと思う。でも、毎週欠かさず観てきたプレミアの舞台でプレーできるのが楽しみだ。モチベーションはとても高いよ」

 代表チームの同僚であるMFデコと共に、チェルシーに新加入したボジングワ。さらに、スコラーリの監督就任でますますポルトガル色か強くなったチェルシーにおいて、ひとまずポジション確保を目標に掲げた25歳はいかなる活躍をみせるのだろうか。