イングランドを代表するストライカーがプレミアリーグに再挑戦する可能性が浮上した。その選手とは、元イングランド代表FWロビー・ファウラーだ。

 リバプールやリーズなどでプレーし、プレミア屈指の決定力を誇ったファウラー。2006-07シーズンには、古巣リバプールに復帰したが、昨夏にフットボールリーグ・チャンピオンシップ(実質2部)のカーディフに移籍していた。そんな元イングランド代表FWに白羽の矢を立てたのは、2008-09シーズンからブラックバーンの指揮を執るポール・インス監督だ。

 1997年から2年間、リバプールでファウラーとチームメイトだったインスは、33歳のベテランストライカーをドイツで行なわれるトレーニングキャンプに招待。この誘いを受けたファウラーは、カーディフとの契約交渉を打ち切り、プレミア再挑戦を決めたようだ。

 ファウラーの代理人を務めるジョージ・スコットは、ブラックバーンから受けたキャンプ参加の要請について、「到底断ることのできない誘いだった」と語っている。

「ロビーはカーディフとの契約に合意する寸前だった。しかし、ギリギリのタイミングでポール・インスから、プレミア挑戦の誘いがあった。ロビーはプレミアリーグでキャリアをスタートさせた選手だ。キャリアを終えるのも、プレミアの舞台が相応しいだろう」

 リバプール時代には「GOD(神)」の愛称を授けられるなど、サポーターから絶大なる人気を誇ったファウラー。ブラックバーンとの契約は、キャンプでの出来次第とのことだが、その勇姿を再びプレミアの舞台で見たいと願うファンは少なくないだろう。