クリスティアーノ・ロナウド獲得を目指すレアル・マドリーだが、その前にハンブルガーSV所属のオランダ代表MFラファエル・ファン・デル・ファールトを獲得しそうだ。レアル・マドリーとファン・デル・ファールト本人の間では5年契約ですでに合意に達しており、あとはハンブルガーSVとの交渉を残すのみ。ここ数日中にも移籍金2000万ユーロ(約33億6900万円)でファン・デル・ファールトの移籍がまとまるだろうと10日付けの“マルカ”紙がトップ紙面で報じている。

 1999-2000シーズンにアヤックスのトップチームデビューを飾ったファン・デル・ファールトはアヤックスとハンブルガーSVで181試合に出場し、81ゴールを決めている。オランダ代表キャップ数は44。ユーロ2008でもオランダ代表の中心選手として活躍した。

 また、ファン・デル・ファールトについてはアトレティコ・マドリーも獲得に動いていると報じられているが、彼の希望先はレアル・マドリーかバルセロナであり、レアル・マドリーに分があると言えるだろう。

 2006-07シーズンにファン・ニステルローイを獲得して以来、翌シーズンにはスナイデル、ロッベン、ドレンテとオランダ人選手獲得を進めてきたレアル・マドリー。ファン・デル・ファールトの移籍が決まれば、5人目のオランダ人選手誕生となり、オランダ化がさらに進むことになる。かなり前からリーガでのプレーを熱望していたファン・デル・ファールトだけに、レアル・マドリーへの移籍で長年の希望が叶うことになりそうだ。

(スペイン通信)