今回のユーロでチームをベスト4に導いたトルコのテリム監督がその手腕を改めて評価され、トルコ代表監督としての契約を2012年まで延長したことはすでにニュースになったが、レッジーナのフォーティ会長が来季の監督として招聘を考えていたことが明らかになっている。

 テリムは以前、フィオレンティーナで監督を務めた後にミランに移り、数か月後に解任された苦い経験がある。しかし、ビッククラブでは難しくても、当時のフィオレンティーナで見せたように中小クラブでは高い能力を発揮するという評価をされていた。フォーティ会長もそこに目をつけたのだが、一時はクラブを指揮する希望を語っていたテリムが契約延長したことで、話はご破算になった。

 2012年といえば、南アフリカワールドカップを経て、次回のユーロまで。果たしてテリムは、さらにトルコを躍進させることができるか。今後、注目される監督のひとりとなっている。