ユーロ2008で決勝トーナメントには進出したものの、不甲斐ない戦いぶりの数々によってドナドーニ監督は更迭。その後任として2年ぶりにアズーリの指揮官に就任したリッピが、早くも動き始めている。ドイツワールドカップ終了後から丸2年間を充電期間に充て、イタリアのみならず世界の動向を見つめてきたリッピ監督。国民の期待も高まっている。

 9月から2010年南アフリカワールドカップの欧州予選が開始されるが、目標はあくまでも本大会での連続優勝。同監督はテストマッチの日程についても自らの希望をイタリアサッカー連盟にぶつけ、来年2月にはブラジルとの対戦が実現する運びとなりそうだ(場所は未定)。

 この試合以外でもリッピ監督はテストマッチの対戦相手はできるだけレベルの高い国にするように申し出るなど、いきなりの本気モード。ワールドカップを制した名将と、彼が率いる今後のアズーリに注目が集まる。